ドラッグストアやスーパー、最近ではコンビニでも見かけるようになった介護食。
レトルトやフリーズドライのものなど、便利で種類も豊富。
家庭でも簡単に利用できるようになりました。
この介護食、今は「スマイルケア食」って呼ぶのを知っていましたか?

これまでの介護食品は、

  • 「かむこと、飲み込むことが低下した人が利用する食品」から「(病気に至らない)高齢者が利用する食品」まで幅広く対象にしていた。
  • 介護を行っている人の視点から介護食をとらえてきた。

などの側面があり、介護食を食べる人の視点からとらえ直した「新しい介護食」を考える必要が出てきました。

そこで、「新し介護食」に関する議論が進められる中で、親しみやすく、定着しやすい名前が必要となり、名前を公募した結果、平成26年11月に「スマイルケア食」と決定されました。
(みなさん、ご存知でしたか?)

そして、翌年4月からスマイルケア食普及推進会議が行われ、利用者の利便性の向上や、供給拡大にむけた議論が行われてきました。
その中で出てきたのがスマイルケア食への「JAS制度」の活用です。

JAS制度は、「JAS規格を満たしていることを確認した製品にJASマークをつけることができる」制度のことで、JASマークをつけるには、

  • 農林水産大臣の登録を受けた機関から、製造施設、品質管理、製品検査、生産行程管理などの体制が十分であると認定される。
  • 認定された状態が引き続き十分であるかについて、定期的な監査を受けながらJAS規格を満たしていることを確認する。

必要があります。

スマイルケア食にJAS規格を制定するメリットとしては

  • 現在市販されている食品のかたさ区分には複数の基準があり、これをJAS規格で統一することで利用者に分かりやすくする。
  • 食機能に問題のある人を対象にした食品なので、製造会社には一定以上の製造能力が必要であり、その能力を国の規格で担保できる

といった利点があげられます。

今のスマイルケア食は、「かむことに問題がある人」と「飲み込むことに問題がある人」の2つに分けられています。
「飲み込むことに問題がある人」向けの食品は、すでに「特別用途食品表示制度」の「えん下困難者用」食品によって規格が決められているので、JAS規格では、「かむことに問題がある人」向けの食品について基準を定めていく予定です。